コウモリってどんな動物?
屋根裏に何かが住みついているみたい
コウモリを見つけたらどうしたらいいの?
こんなお悩みはありませんか。
コウモリは体長約5cmで飛ぶことができる家屋の屋根裏などに住みつく動物です。
もしコウモリを見つけても、近づいたり、さわったり、エサをあたえたり、捕まえたりしてしてはいけません。
屋根裏などに気配を感じたり、コウモリを見つけたら、すぐに駆除業者へ相談してください。
なぜならコウモリが自宅の屋根裏に住みついていると、排泄した糞尿から健康被害の原因になったり、建物にも被害をあたえるからです。
ただ、たとえ自宅が被害にあっているとしても、コウモリを無許可で捕獲することは犯罪になってしまいます。
このためコウモリの生態や法律の知識を持った駆除業者へ依頼することで、リスクなくコウモリの被害を解決させることができます。
この記事では、コウモリの特徴や生態、被害、駆除・対策方法などについて解説します。
記事を読み終えると、コウモリについて理解でき、コウモリの被害を解決させることができます。
【生息地】アブラコウモリは日本全国に広く生息
日本では「アブラコウモリ」という種類のコウモリがよく見られ全国に生息しています。
【見た目】体長約5cmで非常に小さい
大きさ
コウモリの体長約5cmで非常に小さいです。
翼を広げた状態で約20cmほどあります。
特徴
毛はあまり密でなく、背面は灰色、腹面は灰褐色です。
翼膜は第1趾の中足先端付近につきます。
【生態】夜行性で虫を食べる益獣でもある 夏に2~4頭を出産する
行動
コウモリは夜行性で日没後10~30分後にエサをとるために飛び回ります。
5~8月には早朝の日の出前にもエサをとりますが、10月は日没後のみになります。
寒くなる11月から3月頃には冬眠をします。
食べ物
コウモリは雑食性で、鱗翅類・双翅類・半翅類・膜翅類・甲虫などを捕食します。
生息地域によりエサも異なります。
家のまわりの虫を食べるため益獣でもあります。
繁殖
年に1回繁殖し、10月頃に交尾、冬眠をはさんで、4月末に排卵、受精し、7~8月に出産します。
妊娠期間は70日程度で、1度の出産では2~4頭の子供が産まれます。
糞
天井裏、玄関、ベランダなど家の周囲に糞をします。
細長く約1cm程度の糞です。
ポルトガルの図書館でコウモリが害虫を食べて本を守っているが同時に糞尿を排泄されるという記事がありました。
個人的には糞尿まみれの図書館のほうが問題で、もっと効果的な害虫対策があるように思いますが、コウモリが益獣ともいわれる一例として紹介します。
図書館に住みついているコウモリは、夜になると本棚の裏から飛び出てきて、古い本を食べる害虫を駆除してくれる。コウモリたちの働きのおかげで、大切な本が今も綺麗に保管されているという。
カラパイア『図書館に雇われたコウモリ。本を食い荒らす害虫を駆除するお仕事です』
(略)
日々夜な夜な活動し、蔵書維持に努めてくれているコウモリだが、たった1つ図書館員を悩ませているのが、コウモリがまき散らす排泄物だ。
【被害】騒音、悪臭から健康、建物の被害につながる
コウモリは非常に小さいため家屋の小さな隙間からでも侵入し天井裏などに住みつきます。
天井裏に糞尿を排泄することで、天井にシミ汚れがひろがり、異臭、ノミ、ダニを発生させます。
そのまま放置してしまうと建物の断熱材や建材が劣化していき、最終的には天井が抜け落ちてしまいます。
換気口、シャッターボックス、エアコンの配管など思いもよらぬところにも侵入しています。
糞尿からの悪臭による精神被害、ノミ、ダニによる皮膚病、コウモリがもつ病原菌、ウイルスによる感染症などの健康被害が拡大していきます。
【駆除・対策】侵入口の特定、追い出し、再侵入対策をする
コウモリは鳥獣保護管理法で保護されています。
コウモリの被害対策をするには建物に侵入させないことが大事になってきます。
侵入口となっている建物の隙間、破損箇所を特定しふさぎます。
駆除、対策の内容としては以下のことを行います。
- 侵入口を特定する
- 追い出す
- 侵入口をふさぐ
- 清掃・消毒をする
冬眠をする冬や夏の出産直後の時期は、コウモリを追い出すことができず駆除をすることができません。
春から夏、夏から秋のコウモリが活動する時期に追い出しを行い侵入対策を行います。
駆除業者に依頼した場合の料金(参考)
被害状況は人それぞれなので一概な料金をだすことは難しいですが、Twitterで投稿されていた見積もり料金です。
各駆除業者がホームページに掲載している料金は、あくまで最低料金であることは理解して相談してみてください。
コウモリ駆除の見積もりきた!!!
— ケロピョン🐸ありがとうオリゴ糖〜 (@sasapanda821) September 15, 2018
な、な、な、なー
な、な、な、なー
70万弱!?
コウモリと共に暮らすしかないのかぁ🦇✨ pic.twitter.com/Hj10cOh9dj
19万はかなりありがたい金額よ😭🙏💓
— るぅ (@_poissonchat_) August 31, 2021
私が見積もりしてもらったとこも、コウモリ駆除8,800円~ってHPには書いてあったんだけど、~の幅広すぎんか?!って思った😂
他の業者さんにも無料見積もりしてもらおうかな…💦
貰って震えた見積書これよ…:(;゙゚'ω゚'): pic.twitter.com/bgy48cYoou
まとめ
コウモリについて解説しました。
コウモリの特徴や生態をまとめると…
- 日本では在来種「アブラコウモリ」が多い
- 体長は約5cm、翼を広げて約20cm
- 夜行性
- 虫を食べる益獣でもある
- 繁殖は年に1回、夏頃
- ベランダなどに糞をする
- 天井裏や換気口、シャッターボックス、エアコンの配管といった場所にも侵入し住みつく
コウモリの被害にはこんなことがあります。
- 糞尿による建物被害
- 夜間の鳴き声による睡眠障害
- ノミ、ダニによる皮膚病
- 病原菌、ウイルスによる感染症
コウモリを見つけたら、すぐに駆除業者へ相談してください。