【アライグマとは】見つけたらどうする?特徴や生態、被害、駆除・対策方法を解説

屋根裏に何かが住みついているみたいで怖い

アライグマってどんな動物?

アライグマを見つけたらどうしたらいいの?

こんなお悩みはありませんか。

アライグマは体長約1mで木登りが得意な家屋の屋根裏などに住みつく動物です
もしアライグマを見つけても、近づいたり、さわったり、エサをあたえたり、捕まえたりしてしてはいけません。
屋根裏などに気配を感じたり、アライグマを見つけたら、すぐに駆除業者へ相談してください

アライグマ

なぜならアライグマが自宅の屋根裏に住みついていると、排泄した糞尿から健康被害の原因になったり、建物にも被害をあたえるからです。
ただ、たとえ自宅が被害にあっているとしても、アライグマを無許可で捕獲することは犯罪になってしまいます。
このためアライグマの生態や法律の知識を持った駆除業者へ依頼することで、リスクなくアライグマの被害を解決させることができます

この記事では、アライグマの特徴や生態、被害、駆除・対策方法などについて解説します。

記事を読み終えると、アライグマについて理解でき、アライグマの被害を解決させることができます。

目次

【生息地】アライグマは日本全国に広く生息

アライグマは北米原産の動物で、特定外来生物に指定されています
1970年代にアニメ「あらいぐまラスカル」が放送され人気になり、ペットとして大量に持ち込まれました。
アライグマは成長すると凶暴になりペットとして飼えなくなるため、逃げ出したり、捨てられたりしたものが日本国内で繁殖し日本全国に広がっています。
現在ではペットとして飼育することは禁止されています。

アライグマ 分布
引用元:環境省 アライグマの分布(2006年~2017年)

【見た目】体長約1mやや太めで灰褐色 縞模様の尻尾が特徴

アライグマ

大きさ

アライグマの体長は尻尾を含めて約65cm~90cmです
尻尾を含めない体長が40cm~60cmで、尻尾だけだと約25cm~30cmです。
体重は体重は約4~10kgあります。
ハクビシンと同じくらいの体長ですがやや太めです。

特徴

体の色は灰褐色(灰色と淡い茶色を混ぜたような色)です。
目のまわりがマスクのように黒色で、白いヒゲがあります。
尻尾には縞模様があります。
後ろ足だけで立ち上がることができます。

【生態】夜行性で雑食、木登りが得意、季節を問わず繁殖する

行動

アライグマは夜行性で昼間は家屋の屋根裏などのねぐらで休んでいます。

木登りが得意で木や柱を登ります。
長い爪を使って登るので爪痕が残ります。

幼いうちはおとなしくかわいらしいですが、大人になると野性的になり手に負えないほど凶暴になります。

冬眠はしませんが、冬は活動が低下します。

食べ物

アライグマは雑食性で、果実、野菜、穀物を食べます。
川の中を移動することも多いため、サワガニ、ザリガニ、カエル類、サンショウウオ類、トンボ類、水棲昆虫、カワニナ、タニシなど、川の水棲生物も食べます。

都会の家屋に住みついたアライグマは生ゴミも食べるようになっています。

繁殖

アライグマは一夫多妻制でオスは複数のメスと交尾します
年に1回繁殖し、1~3月頃に交尾、4~6月に出産しますが、日本では夏から秋に出産する個体もいるようです。
妊娠期間は2ヶ月で、1度の出産では3~6頭の子供が産まれます。

糞の形状は棒状で細長いです。(5cm~18cm)
細かく噛まずにエサを食べるため糞の中に動物の骨や昆虫の羽、種子などの植物質の断片が含まれています。

足跡

足跡は人の手形に似ており長い5本指がはっきりわかります。
指の先端にある爪の跡も残ることが多いです。
前足の足跡は長さ5.5cm、幅6cm程度。
後足の足跡は長さ6.5cm~8cm、幅5cm~6.5cm程度。


ハクビシン
アライグマ
アライグマ
イタチ
イタチ
生息地日本全国日本全国日本全国
西日本に多い
体長90~110 [mm]65~90 [mm]15~40 [mm]
体重3~4 [kg]4~10 [kg]0.1~0.8 [kg]
灰褐色灰褐色茶褐色、赤褐色
山吹色
食べ物雑食雑食雑食
繁殖季節を問わず
2~3頭
4~6月出産
3~6頭
6~8月出産
3~5頭
特定外来生物対象
鳥獣保護管理法
狩猟対象
対象対象対象
詳細詳細詳細
害獣の比較表

【被害】騒音、悪臭から健康、建物の被害につながる 農作物への被害も

生活環境被害

アライグマは神社仏閣、公民館、民家などの天井裏や床下、物置といった場所に侵入し住みつきます。

そこに糞尿を排泄することで、天井にシミ汚れがひろがり、異臭、ノミ、ダニを発生させます。
そのまま放置してしまうと建物の断熱材や建材が劣化していき、最終的には天井が抜け落ちてしまいます。

天井裏を夜間に歩きまわることによる騒音から睡眠障害、糞尿からの悪臭による精神被害、ノミ、ダニによる皮膚病、アライグマがもつ病原菌、ウイルスによる感染症などの健康被害が拡大していきます。

農作物被害

多くの農作物で被害が報告されています。

【駆除・対策】無許可での捕獲は絶対ダメ!

アライグマは特定外来生物に指定されている鳥獣保護管理法で定められた狩猟鳥獣です。

捕獲をするには許可申請が必要なので、狩猟免許を持っている駆除業者に依頼するのがいいです。

アライグマの被害対策をするには建物に侵入させないことが大事になってきます。
侵入口となっている建物の隙間、破損箇所を特定しふさぎます。

まとめ

アライグマについて解説しました。

アライグマの特徴や生態をまとめると…

  • 北米原産
  • 特定外来生物
  • 体長は尻尾を含めて約90cm~110cm
  • 尻尾には縞模様がある
  • 夜行性
  • 雑食性
  • 繁殖は年に1回、春頃
  • 糞の形状は棒状で細長い
  • 足跡は5本指で人の手形に似ている
  • 天井裏や床下、物置といった場所に侵入し住みつく

アライグマの被害にはこんなことがあります。

  • 糞尿による建物被害
  • 夜間に動き回る騒音による睡眠障害
  • ノミ、ダニによる皮膚病
  • 病原菌、ウイルスによる感染症

アライグマを見つけたら、すぐに駆除業者へ相談してください

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