害獣ってどんな動物?
屋根裏に何かいるみたいだけどどうすればいいの?
こんなお悩みはありませんか。
害獣とは人間に害をあたえる野生動物のことをいいます。
具体的に害獣駆除業者への依頼が多い害獣は以下になります。
- ハクビシン
- アライグマ
- イタチ
- コウモリ
- 鳩
この記事では、ブログでは上記のような、家に住みつく害獣や害獣駆除について解説します。
熊、鹿、イノシシ、猿など大型の野生動物、小型のネズミも害獣ではありますが、この記事、ブログでは詳しく解説しません。
害獣とは人間に害をあたえる野生動物
害獣とは人間に害をあたえる野生動物のことをいいます。
具体的には以下になります。
- 人間をおそう野生動物
- 人間がつくった農作物をあらす野生動物
- 人間の住む建物に入り込み、騒音や悪臭、糞尿による住宅被害を発生させる野生動物
害獣は獣(哺乳類)を指しますが、害鳥(鳥類)も害獣に含まれることがあります。
害獣駆除業者のホームページでは、ハクビシン、アライグマ、イタチを害獣ということが多く、業者によってはネズミ、コウモリ、鳩、カラスが含まれることもあります。
家に住みつく害獣の特徴
【ハクビシン】体長1mで鼻筋が白く木登りが得意な白鼻芯
ハクビシンは、中国大陸南部原産のジャコウネコ科の動物です。
明治以前に日本へ入ってきているため、特定外来生物には指定されていません。
体長は約1mありますが、そのうち40cmほどがしっぽになります。
その名のとおり、額から鼻にかけて白い筋が入っています。
このことから漢字では「白鼻芯」と書きます。
パッドのような足の裏で木登りが上手く、民家などの屋根裏に住みつきます。
おもに果実を食べますが、果実が少ない季節には虫や両生類、爬虫類などの小動物も食べます。
ハクビシンは同じ場所に糞尿をする習性があるため、家の屋根裏に住みついてしまうと天井が腐って抜け落ちたりする建物の被害、臭いや病原菌が発生する人間への健康被害があります。
【アライグマ】尻尾が縞模様の北米原産の特定外来生物
アライグマは、北米原産の動物で、特定外来生物に指定されています。
ハクビシンやタヌキ、アナグマと姿形が似ていますが、しっぽにある縞(しま)模様で見分けることができます。
1970年代にアニメ「あらいぐまラスカル」が放送され人気になり、ペットとして大量に持ち込まれました。
アライグマは成長すると凶暴になりペットとして飼えなくなるため、逃げ出したり、捨てられたりしたものが日本国内で繁殖しました。
アライグマも木登りが得意ですが、爪をひっかけて登るということにハクビシンとの違いがあります。
アライグマは見た目のかわいさで人間が近づくと噛みついたり長い爪でひっかいたりという被害にあります。
ハクビシンと同じように屋根裏に住みつくので、建物被害、人間の健康被害がおこります。
【イタチ】目のまわりが黒く体長30cmで細長い
イタチはアライグマやハクビシンとくらべ小柄で細長い体型をしています。
日本ではニホンイタチとチョウセンイタチの2種類が多く生息しています。
オスにくらべメスの大きさが極端に小さく、オスは体長30cm程度なのに対してメスは20cm程度です。
体は茶色で目のまわりが黒いのが特徴です。
警戒すると肛門から強い悪臭(おなら)を噴出することで外敵から身を守ります。
【コウモリ】体長5cmで非常に小さい飛ぶことができる唯一の哺乳類
コウモリは哺乳類のなかで唯一飛ぶことができる動物です。
日本では「アブラコウモリ」という種類のコウモリがよく見られます。
アブラコウモリは体長5cmで非常に小さく、とても狭いすき間からでも屋根裏や家の中に入ってきます。
夜に飛びまわる虫を食べるため、じつは益獣でもあります。
野生のコウモリはウイルスや病原菌が付着しており、感染症やアレルギーの原因となるため素手でさわらないようにしてください。
鳥獣保護管理法で保護されているため勝手に捕獲したりすることはできません。
コウモリはハクビシンやアライグマよりも体が小さく飛び回るので、建物の狭い隙間や高い場所でも侵入してきます。
同じように糞尿による建物被害、健康被害があります。
中型害獣(ハクビシン、アライグマ、イタチ)の比較表
生態や特徴が似ている中型害獣のハクビシン、アライグマ、イタチを比較表にまとめました。
害獣の対処法・撃退法
害獣の対処法・撃退法としては、住みついた場所から追い出すこと、そして再び戻ってこないように侵入を防ぐことになります。
糞尿がある場合は、しっかり清掃し消毒までしないと、住宅の劣化、健康被害の原因が残ってしまいます。
自分でやる方法と、駆除業者に依頼する方法があります。
自分でやる
害獣駆除は自分でやることもできますが、動物、法令に関する知識が必要です。
害獣被害の初期段階であれば自分でやれることもありますが、一時的に追い出すことができても、根本原因をつぶしていないと再度同じ被害にあうことがあるため、結局、「はじめから駆除業者に依頼すればよかった」となることが多いです。
室内から見て天井に何かシミができていて悪臭がするなど被害が深刻な場合は、糞尿で建物が劣化しており、ウイルスや菌におかされています。
建物の補修や消毒など業者でないとできないことがあるため自分でやるのは諦めたほうがいいでしょう。
メリット
- 駆除料金を支払う必要がない
デメリット
- 害獣や駆除についての知識が必要である
ー 迷惑でも何をしてもいいわけではない - 駆除をするための道具を購入する必要がある
- ケガのリスクがある
ー 高所、暗所での作業になるため - 病気にかかるリスクがある
ー 動物によってはウイルス、病原菌を持つため - 再発してしまう
ー 根本原因の対策までできないことが多い
メリット | デメリット |
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駆除料金を支払う必要がない | 害獣や駆除についての知識が必要である ー 迷惑でも何をしてもいいわけではない 駆除をするための道具を購入する必要がある ケガのリスクがある ー 高所、暗所での作業になるため 病気にかかるリスクがある ー 動物によってはウイルス、病原菌を持つため 再発してしまう ー 根本原因の対策までできないことが多い |
駆除業者に依頼する
害獣被害が見つかった場合、駆除業者に依頼することがおすすめです。
駆除業者に依頼すれば、すべて丸投げすることができます。
ただし駆除業者選びは慎重にする必要があります。
駆除業者の中には納得していない作業までして高額な料金を請求したり、手抜き作業をする業者もいるため、信頼できる業者なのか、悪い口コミが無いか、は調査したうえで依頼するようにしましょう。
料金については被害状況によって大きくかわってきます。
見積もり無料の業者が多いので、よほど急ぎでなければ複数業者から相見積もりをとり、納得できる料金、サービスなど信頼できる業者に依頼するようにしましょう。
過度に不安をあおったり、すぐに決めることを迫ったりするような業者は悪徳業者である可能性が高いため、依頼しないようにしましょう。
メリット
- 自分では何もしなくてもいい
- 再発保証がある
ー 再発保証が無い業者もある
デメリット
- 駆除料金を支払う必要がある
ー 高額料金になることもある - 駆除業者にはあたりはずれがある
ー 料金、サービスの質など悪徳業者もある
メリット | デメリット |
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自分では何もしなくてもいい 再発保証がある ー 再発保証が無い業者もある | 駆除料金を支払う必要がある ー 高額料金になることもある 駆除業者にはあたりはずれがある ー 料金、サービスの質など悪徳業者もある |
まとめ
家に住みつく害獣について解説しました。
多い害獣は以下の動物です。
- ハクビシン
- アライグマ
- イタチ
- コウモリ
- 鳩
家から追い出す程度なら自分で駆除することもできますが、再発しない根本対策をしようと思うと家の補修など侵入対策が必要になるため業者に依頼することをおすすめします。
業者選びについては慎重に選ぶ必要があり、最終的には相見積もりをしたうえで決めることで失敗を回避することができます。